株式会社空・道・港は、1月26日（木）三原市において一般社団法人三原観光協会との共催で、1月27日（金）世羅町において一般社団法人世羅観光協会との共催で、「プロガイドによるおもてなし＆英会話研修」を開催いたしました。 　新型コロナウイルスの感染拡大防止策として厳しく規制されていた入国制限がようやく緩和し、2022年10月から個人の外国人観光客の受け入れが解禁されました。広島国際空港では2023年1月から台湾線が復活しました。 　今後増加する外国人観光客を積極的に受け入れ、三原・世羅で楽しい思い出を作っていただくために、ホテル、レストラン、お店、交通、観光案内、ガイド、お寺、農家、様々な分野で外国人と接する機会のある地元事業者の皆様が参加しました。 　講師には、国家資格「全国通訳案内士」を有し、観光庁の講師育成プログラムに合格した、インバウンドの最前線で活躍するプロの英語ガイドに来ていただきました。 　 　第一部の基本講座では、「心構えと異文化への配慮」「多言語シートの使い方」「ICT機器を活用した翻訳ツールの使い方」「地域の魅力の発信方法」を学びました。 文化や言葉の違う相手とコミュニケーションをとる楽しさや、ちょっとした工夫で問題を解決できることなど、実際の体験談を絡めながら楽しく教えていただきました。 各自のスマホを使って、翻訳機アプリを利用する練習や、多言語シートの使い方など、明日からも早速活用できる具体的な技術を学び、言葉がわからなくても、道具を使いこなすことで、十分におもてなしをすることができると気づかされ、自信が湧いてきました。 　 　第二部では、実際の英会話の実践練習！中学校で習った簡単な単語の組み合わせ、「名詞＋Please＋笑顔(^ ^)」「haveはたくさんの場面で使える」「ゆっくり話すと、相手もゆっくり話してくれる」など、誰もができる英会話の極意を伝授していただきました。先生の発音をリピートする、皆の前で発音するのは高校以来の緊張感。参加者みんなで和気あいあいと英会話の練習に励み、あっという間に3時間が終わりました。 　 　講義の合間に話してくださった講師のインバウンド対応の体験談なども興味深く、私たちが当たり前と思っているもの（新幹線が決まった時間に決まった場所に停車すること、山や海の景色など）が、外から見たら感動を持って受け止められるということや、逆に不便を感じられること（OKのジェスチャーが違う、宗教や信条、体質などによって食べることができない食材がある、会計は個別にカード決済が主流など）、視野を広げるよい機会となりました。 　参加者からは、「自分も知らなかった日本文化を勉強できて良かった」「実践できる内容でした」「今後増加する外国人旅行者に対し備えていく必要があると感じました」「英語を話す、英語で接客対応するということは 異文化理解が不可欠だと思いました」「テキストの素晴らしさに驚きました」などと、大変前向きな感想をいただくことができました。 　株式会社空・道・港と観光協会は、三原・世羅に訪れていただく全て方々に、楽しく、気持ちよく、感動して滞在していただき、また訪れたいと思っていただけるようなファンを増やしていくために、今後の地域の事業者の皆さまと一緒に、おもてなし力の向上に努めてまいります。